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メタボリックシンドロームの食物連鎖

体は食事の内容で大きく変化し、メタボリックシンドロームの改善にも悪化にもつながります。きちんとした食材を摂取し、安定した食生活を送ることがその人の健康と長寿のためには大切です。

長寿のための食材の選択とは

■長寿の秘訣
26.jpg長寿には共通した身体の体系があり健康的な人の体系は共通している。
肥満や極端な痩せすぎの人は長寿にはなっていない。長寿の人は共通し中肉中背、しっかりとした骨格そして皮膚につやがあり、歩かれる姿勢が老いても美しい。
食べものに好き嫌いが少なく、1回に食べられる摂取量のバランス感覚が安定していて、1回の摂取量が生活習慣として身についている。その結果、基礎的栄養成分の摂取が安定しており、代謝が良いことが皮膚の光沢に表れている。


日々の食生活が安定しており臓器に負荷を掛けずに生活されている。
何よりも生きる楽しみを心得ておられ、1日1日を楽しんでおられる。
生活にハリがあり、目的があるから食欲があり、食べる工夫にも余念がない。
1口の味、香りを楽しむ習慣が身に付いている人が多い。


女性の長寿の方の多くが、食べる楽しみを作りだし、常に生活のペースが安定している。
明日の準備、1週間後の準備、1ヶ月後の準備、1年先の準備を生活習慣から描き、栽培や、収穫、貯蔵の計画が蓄積されている。
中山間地の90才を越えたおばあさんの多くが、秋には冬から翌春の漬け物の準備をされており、庭先や縁先に「大きなざる」を広げ来年に播く種子の準備が見られる。


■自然との共生

島根、山口、島根県の県境地域、長野県と静岡県の県境地域には80才以上の高齢者が人口の10%を越えている自治体が点在している。この地域の高齢者に共通していることは生活と四季が一体になり自然と共生する一定の生命のリズムが見られる。
自然環境の素晴らしさに加え、井戸水等の利用している飲料水の水質が良く、軟水の地域が多い、総イオン値で20~40ppm、河川の原水が湧き出ている地域に共通している。
大規模な水田地域ではなく、水稲の栽培面積も小さく、大規模に区画整理されていない地域に多い。小さな水田と自家栽培の野菜を集め、漬け物を作り、自家製の大豆から味噌を作り、四季の山菜や果実を丁寧に加工し、無理な労働が少ない、自給に近い生活を営んでおられる地域に見られる。魚類及び動物タンパク質は適当に1週間に一度程度の買い物から入手されており、淡々と自然と共生し生活されている。
かといって、日本各地の散村地域が全て長寿ではなく加齢の個人差に極端な違いが見られる。
豪雪地域の山間地は、天候の影響から肉体的な負担に違いがあり、冬期の雪降ろしと除雪、春から夏の農業作業など運動量が集中し易く身体の負荷に大きな隔たりがある。
積雪地域に共通していることは、冬期の作業期間が少なく、男性が酒を酌み交わし飲む機会が多く、飲む量が多い。暴飲になりやすい。
年間を通して安定して仕事がある地域は、比較的夫婦とも長生きが多いが、冬期の仕事が少ない地域は、男性の死亡年齢が相対的に平均寿命よりも早い。冬期の長い地域ほど男女の寿命の差大きく、酒量が増加する原因の一つと考えられる。


■長寿と水
他に生活されている山間の谷の違いによって、老化が早い地域と長寿の地域が見られる。
この違いは飲料水の水系から水質に関係があるのではないか!
散村地域は自家用水源地域、井戸の利用、集落単位の水源地域、市町村自治体の水源等様々であり、地方都市ほど水質の検査項目が少なく、菌数や硬度、PH等の簡易測定が中心であり、重金属等の測定は多くが実施されていない。
東北、北陸、山陰等の死因性の胆嚢ガン、膵臓ガン、大腸ガンの多い地域は水田地域が多く、水田と胆嚢ガンについては、過去に水田に使用されていた除草剤CNPが原因であることが解り、1995年4月に使用が禁止された。
しかし、使用禁止後、既に10年が経過しているが、胆嚢ガンの死因性比率は低下していない。新潟県を除いて増加する傾向が続いている。
胆管、胆嚢ガンは世界のガン死因性比率から比較しても、日本の死亡比率は際だって高い。
胆管、胆嚢ガンの多い地域に共通しているのは、水田などの農業生地地域であり、上流には旧鉱山が多く存在しており、鉱山の閉山後に温泉開発が盛んに行われている地域又は昔から温泉地が点在している地域である。
この地域に共通しているは、カドミウム汚染の水田が多く、過去に農林水産省がカドミウム汚染米を買い上げていた事例が多く存在している地域である。
カドミウムが直接、ガン原因因子としてこれまで報告されていないが、硝酸カドミウムはガンへの影響が強い。野菜や大豆では、硝酸によって早い成長が見られる野菜ほどカドミウムの含有量が多くなっている。
※硝酸カドミウムとガンの影響は千葉大学大学院医学研究院、環境生化学教室、教授、鈴木信夫の研究によって低レベル0.1ppm程度からガン細胞を促進すると指摘されている。
硝酸カドミウムは、ホーレン草、小松菜、中国野菜等の葉の成長が早い野菜、根菜のナガイモ、ゴボウ、里芋、バレイショや健康に欠かせない枝豆、大豆に多く含まれているが、検査もされておらずそのまま出荷されている。

カドミウムの汚染地域は各地で面の状態で広がりを示しており、汚染の面積は広い、もう一つの環境汚染、ヒ素は各地で点の状態で存在している。
カドミウムは温泉の希硫酸によって溶出し、ヒ素はアルカリ性温泉から溶出している。
これまで、ヒ素の溶出が確認されているのでは、四万温泉、奥津温泉、北海道の湯沢などに多くの含有量が示されている。他に鉱山跡地で明延、生野、高取の地域の表土にも、ヒ素が高濃度で検出されている。
ヒ素は、肝臓ガン、腎臓ガン、皮膚ガン、膀胱ガン等の報告がある。
外国産の野菜は最近重金属の検査による汚染報告があるが国内の生産物の多くが検査を実施していない。
環境問題を調査分析する第三者機関が必要である。
水稲地域は水田の転作奨励から畑作になっている地域も多く、東北地域に多いガンの影響を疫学的な調査と医学的研究が必要である。


■食生活の連鎖
食生活は連鎖する。野菜や果物そして米、乳製品、畜産物全てに品質があり、品質によって受ける影響は大きい。品質を無視することは、1食を疎かにするのと全く変わっていない。1食を疎かにすることは3食の食事も疎かになり、その結果が1週間の食事になる。

人間の血液は1週間の食事の内容で大きく変化する。改善にも悪化にも結びつき、血液の内容が次への健康に直接影響する。

生活習慣病の多くは、血液の状態と血管の状態から悪化が始まる。1ヶ月の食事で皮膚の組成にも変化が見られる、皮膚の組成が変わることは血管も変化していく。
1食の食事は身体を作り上げる養生の基礎であり、その品質が健康の基礎になるが、多くの食品は 4訂、5訂で表示されている基礎的栄養成分に対して1/5~1/2倍程度の較差が生じていることを多くの方は知らない。ミネラル、ビタミン類も同じである。



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