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第一回国際アロマセラピー会議及び第15回日本アロマセラピー学会、学術総会

第一回国際アロマセラピー会議及び第15回日本アロマセラピー学会、学術総会
                                       日 時 2012年8月31日~9月2日
                    場 所 国立 京都国際会議場

学術的研究発表は、日本、米国、フランス、フィンランド、オーストラリア、台湾、韓国、等から行われた。
大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座を始め、統合医療に関わる研究グループでは、アロマセラピーの役割を統合医療の一部として活用している。
統合医療では、従来の化学治療と平行し、化学的治療では困難な疾患に対して、漢方、鍼灸、指圧マッサージ、ヨガ、太極拳、瞑想等を治療に活用することで自己免疫力を高め自然治癒力によって改善する方法を取り入れている。


日本は、世界に類を見ない高齢化社会に突入し、高齢者医療費の増加と共に過度な競争社会から生じる鬱疾患やメタボを始めとする生活習慣病の増加が大きな社会的問題となっている。
2011年3.11の大震災による現場は、ライフラインが断たれた環境において、現代の化学的医療の多くが現場に介入できず、現場では鍼灸、指圧マッサージ、アロマセラピス、漢方医による支援によって、高齢被害者の健康は支えられていた。高度医療はライフラインの安定によって始めて機能するか゛ライフラインが危機的な環境になると機能しないことを立証した。
日本では、過疎地域、離島などに高齢者が取り残されているような構造になっている。多くの場合は高度医療が受けられる環境ではなく、生活の場から現代医療が放棄され、見放されている現実をも見られる。生活環境や生産現場だけではなく、医療においても、エコ医療のあり方を捉える必用があり、最先端の高度医療が全ての疾患に対して対処でき完全な治療方法ではないことも認識されている。
医療は環境に左右されず対処出来ることが望ましく、高度医療はエコ医療に結びつかない事が示された。
高齢者医療は、地域の環境に整合したエコ医療の構築が欠かせない課題であり、医療費の高騰は避けられず、同時に離島や過疎地域は高度医療や化学治療を受ける場が限られる。

今後、日本では、統合医療の役割が大きく、脚光を浴びる時期が来ている。
統合医療は、予防医学と化学的治療に限界がある疾患に対して特に効果的治療行っている。
学会報告では、柑橘類の香りを利用した処方報告が多くみられた。
なかでも、治療が困難とされている認知症の症例の改善報告事例は、フィンランド、米国の研究者から数百人単位の疾患者の処置に関する報告であった。
改善症例では、筋肉の硬直、無表情、会話困難等の重傷認知症に対して柑橘類のアロマセラピーの定期的処置によって、改善した報告である。アロマセラピー処置期間は1週間から1ヶ月、疾患程度によってことなるが、硬直した手足の平準化、無表情から笑顔を取り戻す、言葉を失っていた症例から、少ない言葉であるが言葉の回復などの症例を上げられていた。
利用されている柑橘類は花、漢皮から抽出したオイルなどである。
完全な回復ではないが、看病の現場で必用とする最低限度の表情の回復の症例を上げられていた。
日本では、認知症疾患数は既に300万人以上(2010年厚生労働省要介護認定のデータから推定)とされている。在宅介護は約半数の150万人以上である。家族で看病する場合に必用な処方として、柑橘類の手足のマッサージは比較的簡単であり、口腔のケアー、手足の洗浄等では柑橘類を利用したケアーチューブ、石鹸を活用することか簡便であり、定期的にディフューザーによる柑橘類の香りを利用する方法もある。
香りは、臭球から吸収し海馬の刺激だけではなく、脳細胞の代謝の役割があり、認知症予防では欠かせないと報告されていた。
認知症の症例は海馬の縮小から始まるが、改善は臭球から刺激し、香りの記憶から意識の改善に結びつき、海馬への刺激によって改善される。
認知症の現場では、介護する人々への疲れを癒す事が欠かせない課題である。
多くの場合、人々への認知を欠く現象から、過去の元気な姿や会話を思い出し、その格差の大きさから落胆されることが多い。家族によっては、訪問しても識別が困難なために施設への訪問も途絶え勝ちになる場合もある。
会話が可能になるだけでも、介護する人々への大きな安堵に結びつく。
認知症に対する新たな介護方法が期待できる。



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