メタボに効果!磁性鍋で分子ガストロノミー調理の実践

磁性鍋使い方教室で全国を回る

磁性鍋を開発し北海道から沖縄まで全国各地を循環した。
まず何よりも、驚くことは、この30年近くで各地の方言が、薄れており、言葉に地域性が少なくなっている。
地域性が薄れているのと同様に、各地の食品量販店の中身は、それほど大きく変わっておらず、食材から見る、食生活の地域性も薄れていることである。
大型の量販店の全国展開とコンビニの全国チェーン店の普及が食品の地域性を少なくしている要因として判断できる。
コンビニで販売されている食品類は、ほとんど全国共通している。
方言と同じように食生活の傾向も全国各地の特性が薄れ、強い特長が消えかけている。
強い方言は、団塊の世代から上の世代の言葉であり、40歳代以下の年齢では、ほとんど全国共通になっている。方言が残っているのは、関東の近郊の県、甲信越や上信越や関西の近郊に方言が残り、青森や岩手、秋田県それに九州でも方言を話す人が少なくなった。
地域の特長のある食生活は、全国的に少なくなっているが、味覚に関する感性だけは、引き継がれており関東地域から東北は塩分濃度が強い傾向が、家庭料理や外食店の味覚の傾向として引き継がれている。
昭和の時代は、麺類が旨い地域は、米がそれほど旨くない地域の特性として、米の代替えとして麺類が普及していた。うどんの香川県、九州の熊本や福岡県のラーメンがその特長であったが、最近は、全国的に早生種の米が普及し米の品質が安定している地域でも麺類のラーメンが多く消費されている。山形や福島にラーメン店が多いのには、驚きである。

磁性鍋使い方教室では、特に日本料理の基本、素材を生かす調理、素材の味覚を引き出す調理を教えている。
従来の日本料理では、素材をとろ火でゆっくりと時間を掛けて加熱したり、焼く作業で味覚を整えられてきたが、磁性鍋はその作業が短時間にそして簡単に整えることができる。
京都や日本の伝統料理、素材の味覚を出汁で整える料理はである。
京料理は素材の味覚を引き出し、薄味が一般的である。しかし、関東から東北にかけては、塩分濃度が強く、辛口が一般的で、この現象は量販店の惣菜も傾向は変わっていない。
方言は少なくなったが味覚の嗜好の地域性は依然として残されている。
全国的に押し並べて、家庭内調理が減少し惣菜の多くが市販されている調理品の摂取が絶対量を占めているようである。

日本では既に電子レンジの普及は94%とされており、大変多くの方々が利用されている。磁性鍋料理教室では多くの方々がレンジによる加熱や調理に対して不安であったり、安全性に対して疑問を持ち利用されている方々の参加が多く、安全に対する関心の強い地域に関しても地域性がある。
磁性鍋の普及はその地域の健康志向の傾向と類似している。
現在の農産物の生産技法に不安を抱いておられる傾向とレンジ加熱に、同様に不安を抱いておられる傾向は類似している。
食糧不足の時代は全生産量を重要視した生産と飼育計画に没頭したが、その時代が終わり、量から質への生産方法への転換が農業では進まなかった。一度安易で簡便な生産方法が身に付くとクリエイティブで手間の掛かるオーガニック農業への転換は容易ではなく、多くは転換できずに現在に至っている。同時に家庭調理も同じことが言え、一度簡便なできあがり惣菜で空腹が満たされると手間の掛かる家庭調理は敬遠されがちになる。
どちらも共通し、言えることは農業では、生産における環境への負荷による生命体全体への影響、家庭では人々の健康へ影響が長年の習慣から蓄積されていく。
経年で生じる環境への影響は人体へ、食生活から生じる慢性疾患と大変類似した現象になっている。
どちらも簡便で安易に受け入れやすさが、結果的に国民への健康に、それだけではなく自然環境からも大きなダメージを与えている。

驚いた母親からの言葉
「最近子供が野菜を食べるようになった」と笑顔で喜んでおえられる、おかあさん
ところでどんな野菜を食べるようになったのと聞くと
「マックで、ポテトチップスを食べるようになったの」と平然と答えられるお母さん
一体どのような食生活が継続されているのか唖然として声が出なかった。

磁性鍋調理教室は多難の道である。

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