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ノーベル賞と磁性鍋 |
2008年度、ノーベル物理学賞は、素粒子の対称性とその破れの起源について貢献のあった、シカゴ大学名誉教授 南部陽一郎教授と、京都大学名誉教授 益川敏英教授、高エネルギー加速器研究機構名誉教授 小林誠教授が受賞されました。 受賞者の一人、南部陽一郎先生の「対称性の自発的破れ」の研究はエネルギー工学の研究において、重要なものですが、この原理を調理加熱に応用したのが、弊社の磁性鍋なのです。 対称性とエネルギー保存則についての南部陽一郎先生の著作、「クォーク」第2版の説明を抜粋します。 (第8章 対称性と保存則より) (第17章 対称性の自然破綻)では、自身の業績である、「対称性の自発的破れ」の典型的な例として、強磁性体を説明されています。強磁性体を形成する電子のスピンはある一定の温度、キュリー温度以上では、スピンの回転方向はバラバラに運動しており、キュリー温度以下ではバラバラに運動していたスピンの回転の方向がそろい対称性を破ることによって、磁力が示されます。この現象が対称性の破れのよく知られた説明です。(この現象を解りやすく説明する目的で、大阪市立科学館に模型が展示されています) ---素粒子の基礎理論--- ![]() 弊社はこの理論を応用し2006 年5 月から電子レンジのマイクロ波を利用した磁性鍋を開発しました。 このマイクロ波が磁性体の薄膜に照射されることによって、磁性体の電子スピンが励起し、磁性体の電子スピンから、エネルギーを獲得し、よりエネルギーの高い、赤外線、遠赤外線の波長に転換され輻射します。この波長転換によってエネルギーの効率はあがります。 弊社の磁性鍋はこの原理を用いて、エネルギー効率を改善し、調理加熱に応用しました。 磁性鍋は陶磁器の内部全面にMn-Zn フェライトを塗布し、焼結しており、この陶磁器を電子レンジのマイクロ波を輻射し加熱しています。マイクロ波を、Mn-Zn フェライトが吸収し、誘導加熱、渦電流損によって加熱され、磁化が高まり、電子スピンが励起し、スピンの歳差運動の回転がマイクロ波の周波数と同調し、スピンの回転運動が揃い、対称性が破れ、磁性共鳴が生じ、マイクロ波は遠赤外線、赤外線の波長に転換されて輻射し、エネルギー効率が改善されます。
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