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COP15の惨めな結果と、CO2排出量削減

COP 15 コペンハーゲンで行われた第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議は
先進国と中国、米国、そして後進国の間で責任のなすり合いにおわり、
惨めな会議で終止。

結局、世界の市民レベルでお互いにCO2の軽減に努力する以外に解決は見られない。
そこで、全世界60億人が毎日利用する調理からCO2の軽減に努力してみてはどうか。

◆例えば、じゃがいも200gをポテトサラダに利用する場合
実際に必要なエネルギーは
じゃがいもの比熱を3.5とすると(比熱は含水率によって変化し温度上昇による変化がある)

 ・じゃがいもの品温 12℃ 
 ・加熱に必要な加温温度80℃
 この時に必要なエネルギーは
   200x(80-12)x3=47.600J

普通にガス火にステンレスの鍋に水を入れ柔らかく湯がくのに必要な時間と粗のエネルギーは、
水1000ccをステンレスの鍋に入れ沸騰させ、じゃがいも200gを入れ柔らかくなるまでの時間は
合計で17分必要である。

ガス火のカロリーを2KWとすると

  2KWx17x60=2040KJ になる。

じゃがいも200gをサラダにするために加熱しているエネルギーは
実質必要なエネルギーの42.86倍のエネルギーを使い調理している。


◆磁性鍋を使うと・・・
では磁性鍋を使って加熱調理するとどうだろう。
 ・電子レンジ0.7kw
 ・加熱時間 5分
 この時のエネルギーは
   0.7kwx5x60=210kJ
じゃがいも200gを柔らかくするまでに必要なエネルギーの4.41倍で加熱できる。


◆その他の必要なエネルギー
多くの家庭ではガス火を利用する場合換気扇を利用する。
換気扇のエネルギーは300wが普通である。
調理加熱の間、換気扇は稼働する。

 そのときのエネルギーは
 300x17x60=306.000J

このエネルギーは電子レンジので加熱する場合は必要としない
ガス火の加熱では、ガスのエネルギーと換気扇のエネルギーを加算すると

 2040.000+306.000=2.346.000J

じゃがいもを加熱するのに必要なエネルギーの49.29倍のエネルギーを使用していることになる。

そう考えると、磁性鍋の熱エネルギー効率は
実にガス火のエネルギーの1/10で調理加熱が可能である。


◆調理時のエネルギーロスの大きさの実態
磁性鍋は、セラミックが断熱材として外部に輻射する熱エネルギーを最小限度抑えている。
電子レンジに与える付加は最小限度に抑えており、連続使用に耐える構造になっている。

世界で多く調理されるじゃがいもを一人一日一食食べるとすると
この時のエネルギーロスは、実に128.160.000.000KJにもなっている。

 2.346.000-210.000=2.136.000
 2.136.000Jx6.000.000.000=12.816.000.000KJ
  約1.256.000kWとなる。

これは、世界中の人たちが一食のジャガイモの加熱においても、
熱エネルギーを少し工夫すると120万KWの原子力発電所1基分の節約になることが解る。

jiseinabe_kanetsutest.jpg


低開発地域や未開地域では材木をそのまま燃焼しており、
換気扇のエネルギーは必要としないが、エネルギーロスはガスよりも大きく、
開放型の竈の地域はガスの燃焼よりも沸騰時間が必要である。

沸騰までの時間が長いことはCO2の発生量は多くなる。
家庭からエネルギーロスを少なくする運動を始めることが必要ではないか。



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