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酸化還元調理の方法

091231kyoto_np1.jpg明けましておめでとうございます。

 株式会社精膳では、21世紀の課題、「人々の健康と食生活」「飲用水と健康」「農業生産と環境」「燃焼と省エネルギー」を一体として捉え、事業の理念に掲げ、これまで研究開発を進めてきました。
そして、平成18年に開発した「磁性鍋」は、これまでの研究開発の成果として販売を開始しました。

(磁性鍋を使った香りの和紙の研究が、
 2009年12月31日の京都新聞に掲載されました。)

「磁性なべ」の特長は、従来の加熱理論、外部加熱ではなく、加熱する物質の内部に熱輻射する方法を取り入れ、物質の熱吸収波長の選択によって熱効率を高める技術に成功したことです。
外部加熱では限界が見られた省エネ対策を大きく超えた省エネが実践できました。

世界の最先端加熱技術の一つであり、健康な食生活を維持する最適な調理方法の一つで、同時に調理現場から廃棄される生ゴミも最小限度に抑える調理方法として提案しています。


■メタボリックシンドロームとアディポネクチン
「健康と食生活」の研究として、2008年3月11日、関西経済連合会が主催する「メタボリックシンドロームへの挑戦」をテーマとしたイベントで関西地域の食生活の違いと三大死亡疾患の罹患と死亡年齢の違いについて講演させていただきました。
当日、講演された大阪大学大学院医学部、准教授前田和久先生は、人肥満細胞のアディポネクチンの活性の低下が三大生活習慣病の糖尿病、高血圧、ガンに影響が強いことがデータによって説明されています。
人肥満細胞に存在するアディポネクチンの活性を強める食材の開発が求められており、2008年から前田先生と人肥満細胞のアディポネクチン活性に効果的な食材の研究を進めてきました。
研究成果として多くを公開できるにはもう少し時間が必要ですが、一定の方向が確認できています。

○アディポネクチンの活性には抗酸化力の強い食材
従来から活性酸素を除去する食材のガン予防効果が高いとして広く知られていますが、アディポネクチンの活性においても同じように抗酸化力の強い食材に類似傾向が示されています。
これらの実験から推察できることは、食生活では酸化又は酸化が進んでいる食材や食品の摂取は多くの疾患に対して悪影響が強いことが言えます。

○酸化した食材とは、
脂肪質の酸化、酸化した油で揚げられた食材、揚げられてから日数が経っている食材、加熱しすぎた食材、褐変など変色が進んでいる食材、色素が変化した食材などが上げられます。抗酸化力が強い野菜も酸化が進んでしまうと抗酸化力は低下します。
加工食品のなかには、酸化防止剤が使用されている表示が見られます。その商品は酸化が進みやすく、酸化によって変質しやすい商品であることを示しています。
ハムやソーセージやワインがその代表的な表示商品です。


■食生活の改善のための正しい調理加熱
メタボの改善やダイエット効果、健康的な食生活の指導では多くの指摘がありますが共通した項目が多く見られます。
生活習慣の見直しと食生活の中身の改善として、
1.朝食を確り摂取する。
2.規則正しい生活と運動そして睡眠時間
3.ストレスの緩和
4.玄米食や全粒粉の摂取
5.菜食の進めや生野菜や野菜ジュースの摂取
6.早食いを避ける
7.動物性脂肪の摂り過ぎ
8.過食や夜食の習慣を止める
9.減塩
等が指摘されています。
人はそれぞれ調理して食べますが、これらの項目には食材の正しい選択と口に入れる前の最後の作業「正しい調理加熱」の指導がすくないことです。


■間違った調理加熱
生野菜や果物、野菜ジュース、刺身以外の食材は基本的には加熱し摂取します。調理加熱の仕方によって食材は身体に良い構造にも悪い構造にも変化する。
タンパク質は基本的には75℃以下の調理温度は組成の変成が少ない。
動物性脂肪質の摂取量の指摘は多い、しかしコラーゲンの摂取は必要である。動物性脂肪質とコラーゲンは常に同じ質のブロックに多い、調理加熱によって脂肪質とコラーゲンを分離し脂肪の除去が可能である。
脂肪質は避けたいが動物性タンパク質は吸収効率が高く大切な栄養素で適量は必要である。
植物性脂肪質は身体に必要な栄養素である、しかし加熱調理で酸化させると反対に悪い結果が生じる。油で揚げた加工食品に多い。
野菜の摂取は重要であるが酸化すると多くのビタミン類や一部のポリフェノールは破壊される。変色した野菜、褐変した野菜、収穫後の日数でビタミンの含有量が低下する。
劣化した野菜には毒性の強い成分も分泌する。

関連情報:・プロも知らない加熱のホント



 ■最適な調理の方法は 酸化還元調理
 どのような食材も一般に加熱し調理すると酸化されていきます。しかし調理加熱の方法によって酸化還元反応をしながら調理する事ができます。
抗酸化力の強い食材も加熱によって酸化してしまうとその効果は半減し、食材選択の意味が薄れます。
植物油脂も搾汁の方法で、酸化した脂肪に変化します。低温搾汁の表示はその意味を表しています。
「磁性なべ」の構造はマイクロ波の波長を磁性素材によって吸収し遠赤外線の波長に転換し熱輻射しています。磁性素材はMnーZnフェライトを利用しています。
磁性素材のMnーZnフェライトは加熱と同時に還元反応の効果が強く、食品加熱で進む酸化を抑制しています。
調理加熱で酸化していくことを抑制し調理できていることが何よりも大きな特長といえます。磁性鍋は省エネ効果と共に酸化予防の効果が高い調理ができる事が大きな特長です。


関連情報:・磁性鍋と分子ガストロノミー調理


■ガン治療と食生活
ガン患者さんの治療後の食事指導は、多くが不完全です。消化器系のガンの多くの原因は食生活と水質に関係があります。
米国ではガン治療後の食事指導ではゲルソン療法(Drマックス・ゲルソン1881-1959)が有名です。主な指導は減塩、動物性脂肪の摂取量の減少、タンパク質の過剰摂取の軽減、生野菜の摂取量の増加等です。
肉質の摂取量を減らし生野菜の摂取量を増やす進めています。
これらの指導を精査してみると過食を避け、日々の食生活調理を酸化還元方法に変えるとアディポネクチンの活性に結びつき、体質の改善が得られます。
ガン治療後、同じ食生活を繰り返していては、また同じ疾患を再発するのは当然で極自然な、成り行きです。
これまでの食生活、調理方法まで見直さなければ、心の改善には至りません。
メタボの改善、ダイエットも同じ事が言えます。


■調理加熱で酸化還元反応よる効果

1.野菜の色素が壊れていない、
2.香り成分が増幅し放射する、
3.脂肪分が分離しても組成の変化が少なくふっくらと仕上がる
4.苦みやえぐみなどの嫌な味覚を低下させる
5.酸化酵素の増加を抑える

磁性なべの販売開始から3年が経ちました。
多くの方に販促に携わっていただき、正しい良さを認識されその効果を広めてまいりました。
これからも地道に社会貢献に結びつけられますよう、今年も磁性なべの販促、普及をよろしくお願いいたします。

下記記事は、2009年12月31日の締めくくりに掲載されました。
樹の葉の香りを固定するする方法は磁性なべの酸化還元反応を利用し作成しました。
香りは癒し効果が高い素材で医学界では今後大きく期待されています。
日本中に癒しに効果的な樹の葉は単に枯れ葉となって眠っています。
我々は地域の活性化を促進する事業も正しい食材の生産、正しい農水産物を維持するために欠かせない活動と捉えています。
今年もどうかご支援下さいますよう、よろしくお願いいたします。。

2010年元旦

(2009年12月31日 京都新聞  「香りの和紙」について
 
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【磁性なべの酸化還元反応に関する参考文典】
Global Risk Reduction of Reactive Oxygen Species in Metabolic Syndrome, Type 2 Diabetes Mellitus, and Atherosclropathy
Author Melvin Hayden
Department of Family and Community Medicine University of Missouri Columbia
Medical Hypotheses and Reseach July 2004
『メタボリックシンドロームの活性酸素の危険性の除去について、糖尿病、クレロパシー』
著者:メルビン ハイデン
ミズーリ大学 コロンビア校 家庭内医学部門
2004年7月受理


Combined Spectroscopic Computational Studies on Fe and Mn Superoxide Dismutases Insight into Second-Sphere Tuning of Active Site Properties
Author Timothy A. Jackson and Thomas Brunold
Depratment of Chemistry University of Wisconsin
Accounts of Chemical Research 2004
February 17 2004

『鉄、マンガンスーバーオキサイドディスムーターゼの分光学的、計算科学的研究』
著者:ティモシー ジャクソン トーマス ブルノルド
ウィスコンシン大学 化学部
2004年2月17日 受理

Mitocondrial Respiration Scavenges Extramitocondrial Anion via Nonenzymatic Mechanism
Author David M. Guidot, John E Rapine, Andrew D. Kitlowski, Sonia C Flores, Sally K. Nelson, Richard M. Right
Webb Waring Institute for Biomedical Reserach and the University of Colorado Health Science Center.
The Journal of Clinical Investigation, Inc Volume 96 August 1995
Recieved and Revised 10 May 1995 

『非酵素的機構によるミトコンドリアの呼吸による活性酸素の除去』
著者:デビット ガイドット、ジョン ラピン、アンドリュー キトロウスキィ、ソニアフローア、サリー ネルソン、リチャード ライト
コロラド大学健康科学研究所
1995年 5月10日 受理       





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